ドラギ総裁が引き締めに舵きり?ユーロドルは10カ月の高値更新
昨日はユーロ通貨が大きく買われました。ドラギ総裁が大規模緩和を微調整することを示唆したことで、近い将来ECBが金融引き締めに方向転換するとの観測が主な要因です。
ユーロドルは1.1300を突破し、10カ月振りの高値をつけました。ユーロ円は127.40まで上がり昨年の4月以来の高値となりました。
対するドルは、米上院共和党がオバマケア代替法案の延期を決めたことから米株安、ドル安となりました。ドルインデックスは97.00をサクッと割り込み96.20まで下落。
しかし、ドル円は上昇。ここ最近はユーロドルとは相反関係にあり、ユーロドルが上げると、ドル円が下がるが定石でした。おそらく、4半期末の値動きから、10年債の利回りの上昇からドル円は上がったと思います。昨日で約1円弱あげました。
やはり、相場の方向を決めるのは主要国の金融政策にあります。今後も要人の発言には、注意が必要ですね。本日も加、欧、英の発言があるようですが、ドル売りユーロ買いの流れが続くのか見ていきたいと思います。
今日も取引がんばりましょう!
本日の予定です
6月28日 20:00 米国 米MBA住宅ローン申請指数
6月28日 22:30 カナダ ポロズBOC総裁、ドラギECB総裁、カーニーBOC総裁、討論会
6月28日 23:00 米国 米5月中古住宅販売保留件数指数
6月28日 23:30 米国 米週間原油在庫 -245.1万バレル
6月29日 2:00 米国 米7年債入札(280億ドル)