米指標はまずまず、今のところ6月利上げのを止める材料なし。

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昨日のNYダウは原油が下がった影響からエネルギー関連株が売られて50ドル安で引けています。昨日の指標では米消費者信頼感指数が117.9と予想(119.5)を下回りました。雇用関連では、就職困難に関する指数が18.2と、前月の19.4から低下していることから労働市場の格差は、2001年以降で2番目に強い数字となっています。4月の個人所得・個人支出は前月比0.4%と予想と一致しており、市場ではFRBが来月利上げに踏み切ることを後押しするかもしれないとみています。

 

ドル円はPCEデフレーターが予想よりも強かったことから米の長期債の利回りが上昇し、一時111.20まで上がりました。ですが、この日公演のあったブレイナードFRB議長が早めの利上げは適切なもののインフレの低下が続けば利上げは遅らせたいとの発言から上値は限定的になり110.70まで最大下げています。

 

本日からは本格的な6月相場入りとなり、発表される指標も多いので動きやすい相場になってくると思います。指標の結果次第など、ドルが買われる場面が増えそうです。しかし、トランプ大統領のロシア疑惑問題では、米議会公聴会でのコミー前FBI長官が証言するその内容次第ではより深刻な問題に発展する可能性もあります。この問題が払拭されない限り、米議会での審議がされないことでトランプ政権の財政政策が進まずドル安、株安要因になります。ドルが弱いようであればユーロドルが上がってくるかもしれません。

本日も取引頑張りましょう。

 

 

今日の予定

5月31日 16:55 ドイツ 独5月失業者数
5月31日 16:55 ドイツ 独5月失業率
5月31日 17:30 ユーロ圏 ビスコ伊中銀総裁、講演
5月31日 17:30 英国 英4月消費者信用残高
5月31日 18:00 ユーロ圏 ユーロ圏4月失業率
5月31日 18:00 ユーロ圏 ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)
5月31日 20:00 米国 米MBA住宅ローン申請指数(前週比)
5月31日 21:00 米国 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
5月31日 21:00 南アフリカ 南ア4月貿易収支
5月31日 21:30 カナダ 加1-3月期GDP
5月31日 21:30 カナダ 加3月GDP
5月31日 22:45 米国 米5月シカゴ購買部協会景気指数
5月31日 23:00 米国 米4月中古住宅販売保留件数指数
6月1日 1:30 ユーロ圏 ユンケル欧州委員長、講演
6月1日 3:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック