3大イベント通過、英総選挙は保守党過半数割れでポンド急落

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昨日のECB政策金利は据え置きとなっています。事前予測にもあったようにインフレ予測が下方修正と、内容が弱かったことからユーロ安となりました。ドラギ総裁は会見で原油のせいだといっていましたが、マーケットではなかなかインフレが上がってこないと受け取っています。

 

コミー前FBI長官の議会証言ですが、事前に内容が公表されていたこともあり市場では新たな内容が出てくるかに注目が集まっていました。ですが、今後に悪影響を及ぼすような発言は出てこず、無風で通過したようです。

内容ですが、トランプ氏によるコミー前FBI長官へ司法妨害があったのかという点でした。しかし、証言からは司法妨害がはっきりと分かる内容が出てこなかったと市場ではみています。ドルは下落する場面もありましたが、その後は買い戻されています。

 

イギリス総選挙ではポンドが急落しました。投票締め切り前の5:00頃にメイ首相率いる保守党が過半数を割り込む予測が報じられました。これにポンドが反応してポンド円は一時約2.7円下落しました。今後政治が混迷し、EU離脱交渉に遅れ、仏選挙や独選挙にも不安が高まってきます。

ドル円はコミー前FBIの議会証言を通過して、とりあえず買いやすい状態にありますがドル円の方向はアメリカ主導なので今後も経済指標などチェックしたいと思います。

本日も取引がんばりましょう。

 

 

 

本日の予定です

6月9日 17:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、経済見通し公表
6月9日 17:30 英国 英4月鉱工業生産 ・4月製造業生産・4月貿易収支
6月9日 21:30 カナダ 加5月就業者数 ・加5月失業率
6月9日 23:00 米国 米4月卸売在庫・確報値・米4月卸売売上高