2017年5月17日 ユーロリスク低下で方向感出る

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現在ユーロドルは1.1082で昨日と比べると約1%上昇。今週に入ってからは約2%上昇している。先週、ルペン氏を破りマクロン氏が仏大統領選に勝利したことや、北朝鮮問題が落ち着いたこと、サウジアラビアとロシアの減産延長合意による原油買いが引き金となった様子です。またIMMポジションが三年ぶりにユーロの買いが上回りました。年末にはテーパリングの話も出てくると思いますので今年のユーロは買いの方向で攻めれると思います。

昨日発表の4月の住宅着工件数は117.2万件、建設許可件数は122.9万件と予想を下回りました。鉱工業生産は前月比1.0%と三年ぶりの高い数値でしたが、ダウは-2.19ドルとほとんど動かずです。コミーFBI長官の突然の解任や、露への機密情報の問題がトランプ政権の経済政策に影響しないかの懸念からドルも重い値動きです。

ドル円は昨日から約0.3%下落の113.06。最近の経済指標の悪さがFRBの利上げ観測の後退を招いています。ドルインデックスも昨年の11月水準まで落ちてきています。

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