本日もインフレ関連指標あり

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昨日は、ユーロ、ポンド、カナダドルがいずれも買われる展開。対して、米株価やドルは売られる展開でした。

 

米指標ですが、GDP確定値や個人消費は予想よりも良いまずまずといった結果でしたが、失業率申請件数が予想よりも悪い結果となりました。

ダウは一時250ドル下げる場面もあり、主にハイテク株が売られました。ドル円も株安からか上値が重く120円台まで下落しています。ドルインデックスも96を割ってしまっています。

 

ユーロドルですが、1.1400ミドルまで上げていました。今後1.1500までそれ以降は分かりませんが、そこまで上げていけるのか見ていきたいと思います。なかなか大きく下げることはしづらいと思いますので、押し目など今ちょうど1.1400で反発しているので節目のタイミングで買ってある程度上げたら利食っての取引が無難かと思います。

今日も取引がんばりましょう!

 

 

本日の予定です

 

6月30日 21:00 ユーロ圏 クーレECB理事、講演
6月30日 21:30 カナダ 加4月GDP 0.20% 0.50%
6月30日 21:30 米国 米5月個人所得,米5月個人消費支出
6月30日 21:30 米国 米5月コアPCEデフレーター
6月30日 22:45 米国 米6月シカゴ購買部協会景気指数
6月30日 23:00 米国 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
7月1日 0:30 ユーロ圏 メルシェECB理事、講演

加、英、欧 ⇈・・・日銀TT

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昨日はBOEカニー総裁の利上げ示唆発言でポンドが買われています。円全面安に加え、ユーロも引き続きも買われていました。米株は3指数そろって上昇。ナスダックは1.43%上げています。

 

ポンド円ですが、昨日で2円近く”ポンッ”と上げています。カーニー総裁が金融緩和措置をある程度解除する必要があるとし、向こう数カ月で利上げを議論する可能性があるとの発言内容です。

ユーロはイケイケどんどんで買われていますが、ドラギ総裁の発言内容で「デフレからリフレへの圧力へ変化」は誤解であるとECB関係者から牽制ともとれる発言があり、一時ユーロが下落の場面がありました。それでも、反転して戻しさらに買われています。

 

加、英、欧とタカ派な発言のみで為替が大きく動いていますので、金融当局者の発言には改めて注意です。

本日発表のインフレ関連の指標には注目が集まるかと思います。

今日も取引がんばりましょう!

 

 

本日の予定です

6月29日 21:00 ドイツ 独6月消費者物価指数・速報値(前年比)
6月29日 21:30 米国 米1-3月期GDP・確報値(前期比年率)
6月29日 21:30 米国 米1-3月期個人消費・確報値,米1-3月期GDPデフレーター・確報値
6月29日 21:30 米国 米1-3月期GDPデフレーター・確報値),米1-3月期コアPCEデフレーター・確報値
6月29日 21:30 米国 米新規失業保険申請件数
6月30日 2:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演

ドラギ総裁が引き締めに舵きり?ユーロドルは10カ月の高値更新

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昨日はユーロ通貨が大きく買われました。ドラギ総裁が大規模緩和を微調整することを示唆したことで、近い将来ECBが金融引き締めに方向転換するとの観測が主な要因です。

ユーロドルは1.1300を突破し、10カ月振りの高値をつけました。ユーロ円は127.40まで上がり昨年の4月以来の高値となりました。

 

対するドルは、米上院共和党オバマケア代替法案の延期を決めたことから米株安、ドル安となりました。ドルインデックスは97.00をサクッと割り込み96.20まで下落。

しかし、ドル円は上昇。ここ最近はユーロドルとは相反関係にあり、ユーロドルが上げると、ドル円が下がるが定石でした。おそらく、4半期末の値動きから、10年債の利回りの上昇からドル円は上がったと思います。昨日で約1円弱あげました。

 

やはり、相場の方向を決めるのは主要国の金融政策にあります。今後も要人の発言には、注意が必要ですね。本日も加、欧、英の発言があるようですが、ドル売りユーロ買いの流れが続くのか見ていきたいと思います。

今日も取引がんばりましょう!

 

 

本日の予定です


6月28日 20:00 米国 米MBA住宅ローン申請指数
6月28日 22:30 カナダ ポロズBOC総裁、ドラギECB総裁、カーニーBOC総裁、討論会
6月28日 23:00 米国 米5月中古住宅販売保留件数指数
6月28日 23:30 米国 米週間原油在庫 -245.1万バレル
6月29日 2:00 米国 米7年債入札(280億ドル)

本日は中央銀行総裁(ECB,BOE,FRB)講演 方向感出ること期待!

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昨日発表された5月の米耐久財受注は市場予想の-0.6%よりも悪く-1.1%と2カ月連続のマイナスです。コア資本財受注は予想(0.4%)を下回り0.2%増でした。

この低調な指標を受けてドル円は一旦下落する場面もありましたが、その後は買われて、NY時間の終わり頃には111.80付近まで上げていました。

特にこれといった上げる材料はありませんでしたが、原油が下げ渋っていることと、欧州株が堅調なことがリスクオン相場としてクロス円が底堅く推移している要因かと思います。

 

本日は17:00からECBドラギ総裁の会見に始まり、BOEFRB中央銀行総裁の会見が3つ控えています。イエレンさんの会見ですが、前回の内容の確認になるように思いますすが、利上げに強い姿勢の内容や発言があれば昨日の高値をじりじりと超えてくる場面もあるかもしれません。

ある程度方向感が出てくれることを期待します。

今日も取引がんばりましょう!

 

 

 

本日の予定です。

6月27日 17:00 ユーロ圏 ドラギECB総裁、ECB主催イベント冒頭でスピーチ
6月27日 17:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
6月27日 17:30 オーストラリア デベルRBA総裁補佐、講演
6月27日 19:00 英国 カーニーBOE総裁、金融安定化報告について会見
6月27日 21:00 ドイツ メルケル独首相、ショイブレ独財務相、独キリスト教民主同盟(CDU)イベントに参加
6月27日 22:00 米国 米4月S&P/ケースシラー住宅価格指数
6月27日 23:00 米国 米6月消費者信頼感指数,米6月リッチモンド連銀製造業指数
6月28日 0:00 米国 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
6月28日 2:00 米国 イエレンFRB議長、講演,米5年債入札

渋滞にハマるドル円、原因は・・

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久しぶりの更新になりました。

先週一週間のドル円の値幅が今年最低で、ほとんど動かない相場になりました。こうも動かないと利益を出しづらくなるので、【休むも相場】取引は一旦お休みをしていました。

これだけ動かないと、値幅を短期で取りに行ったり、スイングで狙っても取りようがない気がします。何か取引できるような材料があったり、新たな見通しが立てるようなら取引再開する予定です。

 

ここ最近の動きの鈍さですが、金融政策が膠着していることが為替市場に影響してるかと思います。日銀は引き締めや緩和政策を取れない状況にいて、ECBもテーパリングの観測は出ていますが、行動に移すには時間がかかりそうです。日欧ともに緩和や縮小も出来ずに、逆に利下げすることも出来ない、動けない状況にいます。

 

そうすると、米FRBですが利上げを年4回にする可能性がなく、おそらく年3回になる予定です。市場の大半は9月にバランスシートの縮小、12月に利上げの方向でみています。これに向けて経済指標や、要人発言を細かく見ていく必要があります。

 

本日の予定です

6月26日 21:30 米国 米5月シカゴ連銀全米活動指数,米5月耐久財受注
6月26日 23:30 米国 米6月ダラス連銀製造業活動指数
6月27日 0:00 ユーロ圏 ドラギECB総裁、バーナンキFRB議長、ECB主催イベント冒頭で挨拶
6月27日 2:00 米国 米2年債入札(260億ドル)

強気のFRBに構える市場、その中でNYダウとS&P500史上最高値更新

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昨日の米株は3指数そろって高く引けました。NYダウとS&P500は先週の金曜日に引き続き最高値更新しています。このところ軟調だったハイテク株に買いが入り、株価を押し上げました。

 

為替に関してですが、ドル円は週明け111円丁度付近から欧州時間から上げ始め111円半ばまで上昇しました。ダドリーNY連銀総裁が数年のうちに賃金が3%上昇することを予想し、利上げに関してマイナスな影響を否定した発言などから米長期国債利回りが上昇しドルの買われる要因となりました。

ユーロは特に材料はありませんでしたが、ユーロ円はクロス円につられて124円半ばまで上げています。ユーロドルはドル買い需要に押されて1.1200台から1.1150付近まで下がっています。

 

今、市場で最も注目の点は米のインフレにあります。米の株価やドイツの株価も史上最高値を更新中ですが、インフレにならないのだったら金融引き締めがない。だから長期金利が低く、資金調達コストが安く済むためリスク資産が買われ世界の株価が買われやすい状況にあります。前回のイエレンさんの会見からみても、今のFRBの強気で、景気の水準に注目しながら金融政策は緩和的景気を後押ししていると言っています。しかし、市場では経済指標の変化率に注目をしていて、金融正常化でインフレ圧力が下がり景気も下振れしていると見ています。このバランスが為替にも大きく影響しています。

優勢なのはFRBの動向ですので、要人発言には注目しつつ物価指標やコア指標もよく見ていきたいと思います。

本日も取引がんばりましょう

 

 

本日の予定です

6月20日 17:00 ユーロ圏 ユーロ圏4月経常収支
6月20日 21:15 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
6月20日 21:30 カナダ 加4月卸売売上高
6月20日 21:30 米国 米1-3月期経常収支
6月21日 4:00 米国 カプラン米ダラス連銀総裁、講演

「ヒンデンブルグ・オーメン」は凶兆?ロンドン時間に入りユーロ高、株高

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昨日の米株はNYダウなど3指数ともにマイナスで引けています。ハイテク株(アップル、グーグル、フェイスブックなど)を中心に売られました。新型スマホのスペックが期待されたほどではないアップルが急落したことが原因です。

市場関係者のあいだではヒンデンブルグ・オーメン、米国株暴落など囁かれているようですが、こういうことが意識されている内はまだ平気なようです。米や日本でもそうですが、市場で買われ過ぎていたハイテク株のスピード調整で、急落してもまたすぐに買いが入ります。実際に米株が下げ始めると、ポジションを整理する動きが高まり暴落には至らないでしょう。結局のところは、こういった急落を警戒する動きがなく油断して株価が上がり続けている時が一番危険のようです。

 

為替ですが、ポンドが英総選挙を引きずり再び下落しています。選挙の結果はハングパーラメント(保守党、労働党どちらも過半数)となりました。

現在、この結果にメイ首相が辞任しなかったことに国民は驚いているようです。保守党は単独で議席を取れなかったので、北アイルランド出身の政党・民主統一党と連立を組むことになりました。単独から連立に変わったことで、EU離脱の手続きがより厳しくなり、政治での対立が厳しくなるようです。メイ首相の責任論も高まりつつあり、今後辞任の可能性もあるかもしれませんので注意が必要かもしれません。

 

ドル円ですが、昨日は調整的な動きとなりました。一時は109円半ばまで下落しました。

本日は、ロシア疑惑問題でセッションズ米司法長官が議会証言を行います。5月17日に特別捜査官ロバート・モラー元FBI長官を任命したのはローゼンスタイン副司法長官でした。これはセッションズ司法長官自身がこれに関わっている可能性があるため、捜査に関与できないためです。司法長官という位の大きさから市場でも証言の内容に注目が集まっています。

14日にFOMCを控えて、その後の利上げペースや、資産縮小の言及などドル円の方向が決まってくるかと思います。

本日も取引がんばりましょう

 

 

 

本日の予定です。

6月13日 17:30 英国 5月消費者物価指数,5月小売物価指数,5月生産者物価指数
6月13日 18:00 ユーロ圏 ユーロ圏6月ZEW景気期待指数 - 35.1
6月13日 18:00 ドイツ 独6月ZEW景気期待指数,独6月ZEW現況指数
6月13日 21:30 米国 米5月生産者物価指数・コア
6月14日 2:00 米国 米30年債入札(120億ドル)